無意識と私と羊雲に乗って

催眠療法と無意識さんに魅せられた人。

無意識の波に乗って

無意識の波に乗って、私の好きなことをしようとしたり、しなかったり。

そんな人生を楽しめたらいいんだけど、私はいつも「ああなったらどうしよう…こうなったらどうしよう…」と心配になってしまう。

 

だから「心よ、」と唱えてみるんだけど、心はいつも大体「大丈夫」と返答してくるのです。

 

だから私は心のことを疑っているわけではないけれど、何度も何度も「本当に大丈夫なの?」と問いかけるのです。

 

そうすると心は、そのたびに「大丈夫だよ」と繰り返すのだけれど、私にとったら何が大丈夫か分からないのです。

 

だから心に「何が大丈夫なの?」と、少々失礼な聞き方をしてみます。

そうすると心は「そうですね、あなたが思っているようなことは何も起こりません」と返してくるのです。

 

「心よ、たとえば私が思っていることってどんなこと?」と聞くと、心は「あなたは自分の心が不安に支配された時に、少しでも早く楽になろうとするじゃないですか。だけどそもそも起こり得ないことを心配していても起こらないんだから(笑)」と言って笑ってくるのです。

 

だから私は心に「心よ、だけど心配になるのは仕方ないじゃない?私はあなたと違って、意識的な世界で生きているのだから」と伝えると、心は「では、あなたの思う“意識的な世界”というのはどこにあるのでしょうか?」と意地悪な質問で返してきます。

 

「心よ、私はあなたの言う通りに生きていて、本当に全てが上手く回るのでしょうか?」と心を疑ってみます。

そうすると心は「そうですね、私は全知全能の神ではないので、たとえばあなたが望む未来を見せてあげられないかもしれないけれど、それはそれでいいんだとあなた自身が思うのであれば、そうしたら私はもっとあなたに協力してあげる」なんて言ってくるのです。

 

「心よ、では心はどんな方法で私に協力してくれるの?」と尋ねてみると、心は「そうですね、あなたが不幸にならない方法はたくさんあります。だけどそれは全てあなたが思うような幸せな未来に繋がっているのかというと、そうではありません。だって、あなたが思う幸せとは、私が思う幸せとは違うから」と言ってきます。

 

「心よ、ではあなたの思う幸せとはどんなものなのでしょうか?」と聞いてみると、心は「そうですね、つまりあなたは誰のために幸せになりたいのか?なんです。誰のために幸せになりたいのか考えた時に、自ずと幸せの答は見えてくると思います」とこたえてきます。

 

こんなふうに要領を得ない回答をたくさんされて、それでもめげずに私は心に聞き続けるのです。

そうして、一つの答にたどり着くのです。

 

それは「人の幸せとは有限ではない」ということ、です。

 

つまりどういうことなのかというと、私が望む未来や幸せは「期間限定」であったことなんです。

だから「あれが終わったらこれも終わる」みたいな感じで、たとえば「彼氏と結婚したら、その先の未来がない。そこでゴールイン」みたいな条件付きの幸せなんです。

「彼氏と旅行に行ったら終わり」というか、「お金を稼げたら終わり」というか。

 

そう考えた時に、じゃあ有限じゃない幸せとは何なのか?

それは心のいう「無限の幸せ」なのですが、それは決して人が決めれるようなものじゃないのかもしれません。

 

心に尋ねてみます。

「心よ、あなたの思う“無限の幸せ”とは何ですか?」と。

すると心は「そうですね、あなたを幸せにすることに限界はありません。だから何でも望んでいいし、何もしなくてもいい。何もしないことが幸せに繋がるのなら、あなたはきっと“何もしない自分”を責めてしまうでしょう。だけど、もし本当にあなたが心の底から幸せを望むのであれば、私にできないことは何もない」と。

 

すると、先日ある方に「魔法のランプ」のスクリプトを読んでいただいたことを、唐突に思い出したのです。

「アラジンは、あの時に何を望んだんだっけ?」と、そんなことが脳裏に浮かび上がります。