無意識と私と羊雲に乗って

催眠療法と無意識さんに魅せられた人。

時の神クロノス

これは私が昨日相談したお悩みで出てきた「破壊欲動の神」ですね。

えらい壮大なものが出てきた~と、メタファーを出してくださった方が仰って教えてくださった。

 

そこから私は、なんだか謎に「今までギリギリ滑り込みセーフ!」だった人生なのに、「お、なんか余裕で間に合うやん。ちょっと優雅にお茶でもしよか」みたいな人生に一瞬で変わりました。

 

もちろんこれは普段は聞けない神様で、私はいつも「物語」だけを聞いて悩みから自由になっていきます。

 

そう、今回読んでくださった物語は、私が朝玄関を出て「今日は良い天気やな~」と感じる間もなく自転車をかっ飛ばして出勤していたことを思い出させてくださいました。

 

いやあ、本当に不思議で、私が悩みを話して、そして逐語で繰り返してくださって、そしてメタファーの種を出すだけで、時間に間に合わなかった少女が「なんか時間に間に合ってますけど?」みたいな状態に自然となっていること。

 

ちなみに今日はいつにも増してハードな朝で、私は毎朝読書を30分~1時間ほどしてから風呂に入りスチームをして、朝ごはんを作って食べて、化粧を30分~40分ほどしてロボット掃除機を起動させてから家を出ます。

そして今日はその後、まずは自転車の定期更新に行ってから、今度旅行に行くのでそのためにPCR検査を受けに行って…そして私の意識的なスケジュールでは「絶対に間に合わないから、特急券買っていつもより500円高くなるけど仕方ない…」と最悪なスケジュールを想定していました。

 

今日は朝一でご予約が入っていたので、何としてでも遅れるわけにはいかない。

だけど自転車の定期更新もPCR検査も、今日しか行けない。

「うわ~、なんでいつも私はこうなんだろう。もっと早くに何とか出来なかったの?」と予定パツパツの自分にイライラします。

 

だけど、今日は不思議と「あれ?なんか時間に間に合ってる。それどころか20分前行動できている」と、特に何かをがんばったわけではないのに自然と時間に余裕ができているのです。

 

なんてこった!

小学校の頃から時間に間に合わなくて、常に人を待たせては1時間も2時間も遅刻して、最近はそれもマシになったけど常に時間に余裕がないから、タイムアタックをしているような感じで常に臨戦態勢でした。

「〇〇は何分掛かるから…」と逆算しているようで、全く計算が合っていなかったんですね。

 

もう一つの問題として、余裕のある時間に起きているのになぜか間に合わない。

だらだらしている時もあれば、だらだらしていないのに「何で間に合わへんねん!」という時も多々あります。

 

私の意識的な解釈では、脳梁の問題があって算数障害だから優先順位をつけられないとか、大事なことを後回しにしてしまうとか、そもそも体が疲れすぎているから動けないとか、たくさん考えました。

そして、遺伝子コードではTCF20とかCACNA1Aとか脳梁系をたくさん唱えていましたが、一向に良くならない。

むしろ悪化している。

 

そんな時に「時の神クロノス」が出てきて、「ひえ~!私はなんちゅう神になっとったんじゃ!」と思ったわけなんです。

 

この後のセッションでまた別の方に「自分の破壊欲動を相手の中に見る」ことを教えていただいたので、もしかしたらこれを読んで「私も!」と思った方は私たちと同じく時の神クロノスを心の中に飼っているのかもしれませんね(笑)

 

それで私は、自分なりに「何で今まで時間に間に合わなかったんだろう」と真剣に真面目に向き合うことにしてみました。

 

ちなみにここに来るまでに遺伝子コード以外にも、「間に合う間に合う間に合う間に合う…」とひたすら心の中で唱えていると、信号が都合良く変わってくれる呪文なども使っていました。

(確か大嶋先生の呪文の本に、言い切る形で連続で唱えることと書いてあったからだと思います)

 

では、心に聞いてみましょう。

 

「心よ、どうして私は今まで時間に間に合わなかったのに、急にスクリプトを読んでもらってから時間に間に合うようになったのでしょうか?」

すると心は「そうですね、それはあなたの破壊欲動が関係しているのならば、あなたは時の神クロノスになって人類を支配し、自分の都合良く動かしたいと思っていたのでしょう」

 

そこで「あー--!!」となります。

私のここ最近のもう一つの悩みに、「人に時間を使うのが勿体ない」というのがありました。

だから彼氏とのデートも楽しみなはずなのに、「デートしている時間に仕事が出来るのに!」と過剰にイライラしていたんですね。

 

私は、彼氏が「利己主義」であったり「効率主義」であると思っていました。

だけど本当は自分の中にもそういうものがあって、「私は大事なことをしているんだから、一分一秒たりとも私の時間をあなたに譲れない!」みたいなけちん坊になっていたのでしょう。

 

ちなみに、その方が出してくださった神様の意とは違うかもしれませんが、個人的にめちゃくちゃ腑に落ちて憑物も落ちた感じなので、一緒に聞いてみちゃいます。

 

「心よ、私は時の神は時間を節約して効率主義で動かすことだと思っていたけれど、これは人の時間を搾取してまで自分に時間を与えることで、自分は人を支配しているというそういう感覚ですか?」と聞くと、心は「そうですね、あなたがなぜ時間通り動けなったのかというと、そういう支配もあったかもしれませんね。自分が動かないことによって他人の時間を支配し、そして罪悪感を入れて罰してしまう。だからあなたは自分が時間通り動けるようになると都合が悪かったのです」

 

「心よ、何の都合が悪かったのでしょうか?」

心は「それはあなたが時間通りに動けるようになることで一番困るのは母親です。」

 

私はここで、母親が昔ものすごい遅刻癖があって、毎朝学校までの道のりを全力ダッシュしていたら、病弱で入院を何度も繰り返していたはずなのに50mを6秒台で走れていたとかそんなエピソードを思い出します。

自分の遅刻癖は母からの遺伝だと思っている節もありました。

(うわ、やばい。めちゃくちゃ右手の小指が痛いし曲がります。激怒の反応です)

 

そこで心に一応確認してみます。

「心よ、私の遅刻癖は母親の遅刻癖と関係ありますか?」と心に聞くと、心は「そうですね、関係ありません。関係あるとしたら、父親と母親の関係が冷え切っていたあの頃、あなたは“できない子供”になることで二人の関係を保っていたのではないでしょうか」

 

そこで思い出したのが、私は「宿題が終わらない子」でした。

特に小5・6年のころ、担任が大っ嫌いだったのもあってか、家に帰ってから勉強机に座るのも宿題をせず、ひたすら宿題をするふりをしていて夜中の0時まで起きていました。

 

もちろん親は怒ります。

怒られるのが怖いから、0時になっても手をつけていない宿題を「終わったふり」をして、お風呂に入ります。父親と。

そしてその後、みんなが寝静まった午前4時とか5時にこっそり起きて、作文とか日記の宿題をこっそり終わらせるのです。

 

地獄のような日々でした。

今思えば、なぜあの時に私の異常行動を異常と捉えてくれずに、話を聞いてくれずに「早く宿題終わらせなさい!」と引っ叩かれていたんだろう、と。

ちゃんと「どうして宿題が終わらないのか」を聞いてくれたら良かったのではないかと。

 

この頃の私は宿題をせずに勉強机で何をしていたかというと、現代でいう「スマホYouTubeを見る」と同じような回避行動をしていました。

そして、床にはびっしり、抜いた髪が落ちていて、母親は毎朝その惨状を見て怒り狂うのです。

 

高校生になって知ったのですが、抜毛症というのは珍しい症状ではないんですね。

高校の時の私の友達も言ってました。

「分かる~!髪の毛抜いたら短い髪の毛がピョンピョン跳ねちゃって~」って。

 

抜毛症を治すのにも自力ですごくがんばって、私は元々髪の毛だけではなく、まつ毛も小1の頃から抜いていたんですね。

 

で、話が壮大になり過ぎているのですが、結局「時の神」(髪って変換されて、もしかして“かみ”繋がりではないですよね…笑)って、何を象徴していたのか。

あくまで「スクリプト」なので、あまり意識的な解釈は挟まない方が美しいのかもしれませんが、ちょっと興味があります。

 

「心よ、時の神は私にとっての何?」と聞いてみると、心は「時の神というのはあなたにとっての理想の人生を生きる支配の権化」と言ってきます。

 

「心よ、私にとっても理想の人生とは?」と心に聞いてみると、心は「それはあなたが時を支配することによって得られる快感というのがあって、それが“タイムアタック”であり、“間に合った~!”という安堵感が支配に繋がっている」と言います。

 

つまり、“本当に心地良いこと”は「時間に間に合うように用意して、ゆっくり焦らず準備すること」なのに、「安堵感を得るために時間に間に合わない」とそういうことが起きていた可能性があります。

 

これはあくまでも一つのストーリーなので、また別の側面から見てみると、別の物語創り出されるのかもしれませんね。