無意識と私と羊雲に乗って

催眠療法と無意識さんに魅せられた人。

夜通し起きてると認知能力が下がる。

まあ、当たり前のことだと思うのですが、夜通し起きてると認知能力が低下するのと同時に、体の痛みも感じやすくなると思います。

 

普段は何とでもないことが「痛!」と思ったり、人に対してイライラし過ぎてしまったり。

 

「寝ない」ということで起こる弊害はたくさんあると思います。

 

だから「睡眠」は食事の次に大事だと思っていて、でも世の中には寝れない人がたくさんいると思います。

 

なぜ眠れないのかの理由は人さまざまあるでしょうが、一番の原因はやっぱり「眠れないことによる心理的弊害」なのではないでしょうか。

 

まず、焦ります。

布団に入ってもなかなか眠れないことで「明日ちゃんと起きれるかな」とか「肌の調子が悪くならないかな」とか。

そうしてどんどん時間が経っていくにつれて、より一層焦りが激しくなります。

 

たとえば、「明日のプレゼン」の心配がグルグルと頭の中で回っていたり、「今日のあの人の態度はちょっと酷かったな」ということを思い出したり。

そうすると今度は色々気になっちゃって、スマホを手に取ってポチポチし出してしまうかもしれません。

 

そうやって気を紛らわしているように見えて、どんどん眠る時間が遅くなっていくと、だんだんと自分にイラついてきます。

 

そして、ようやく眠りについたらまたすぐ起きなきゃいけなくて「なんだかなあ」という毎日を過ごすことになるのです。

 

だから私たちは日々「早く寝る!」ことを目標に頑張ったりしても、どうしても眠るのが困難な人もいると思います。

 

そんな時に私が試してみるのは「あえて寝ない」ということです。

 

これは巷でも経験されている人が多いかもしれませんが、「寝ない!」と思うことで逆に「眠くなる」ということを誘導しています。

 

「そんな簡単に眠れるかよ~」と私自身も思っているのですが、意外と「お、眠気を感じてきたかも」というのが分かるのです。

 

暗い部屋の中で布団にくるまっていても爛々と目がさえてきて、暗闇の中にいるフクロウみたいになってしまっている時、いっそのこと部屋の電気をつけちゃいます。

 

そうすることで、自分の体内の「眠らなきゃ!」という焦りのスイッチを一旦オフにします。

 

そして「眠っても眠らなくても良いんだよ~」という環境を自分に与えることで、体をリラックスさせます。

 

そう、長年すぐ眠れなかった私は「眠ることがとても緊張する!」となっていたのです。

 

これはインサイト・カウンセリングにカウンセリングをお願いしてからまだ日が浅かった頃に取り扱ってもらった問題だと思います。

 

私の意識では「小学生の頃にスキー旅行に行く時に、夜中に出発するから眠くなくても昼間に無理やり眠らされるのを経験した。だから眠れない」というのが問題になっていると思っていました。

「眠れない」と意識的に考え過ぎている状態ですね。

 

しかし、心が言うのは「あなたは飛行機の爆撃音が怖くて眠れない」でした。

 

そうです、小学生の頃に原爆を学ぶためにたくさんの映画を小学校の夏休みに観させられました。

その時から確か、「飛行機が頭上を飛ぶと爆弾を落とされるかも!」という恐怖が激しくあって、眠れなかったのです。

 

とても怖かったと覚えています。

「今、爆弾が落ちて死んだらどうしよう」

「今、爆弾が落ちて熱い思いをして焼け死んだらどうしよう」

そんな恐怖が私の頭の中をグルグル回っていて、そしてやがて強迫行動に出ます。

 

“寝る前の儀式”というのがあって、最初はその儀式は両手を組んで布団の中で「神様、どうか飛行機が爆弾を落としませんように」と祈るだけでした。

それがだんだんと「ベッドの上を一周する」とか「祈りの文言を付け加える」とかするうちに、めちゃくちゃ長くなっていたんです。

 

だから眠ることができなくて、目が爛々とさえていて、それでも私はその儀式をやめることができなかった。

 

そんな異常行動(だと今の私は当時の自分を振り返っているのですが)をしているうちに、だんだんと希死念慮と呼ばれるものがひどくなり、小学校中学年の頃には枕元に遺書を置くような小学生になっていました。

 

今、ふと思い出して、「ああ、私はいつの間にか“死にたい”と思わなくなったなあ」と感じています。

つい最近まで絶望的な気分になっては呼吸が乱れて死にそうになっていました。

 

本当にしんどい時って、心に聞こうとか遺伝子コード唱えようとかそんなの全然効かなくて、ただただ「苦しい!助けて!」となっているのです。

 

私は昔、とても優等生でした。

成績は常に上位かトップ、そして頭が良くて優しい怒らないという性格でした。

今、並べてみるとあぶない感じがヒシヒシと伝わってきますね~。

 

きっと、何かにものすごく我慢していたのです。

 

で、タイトルの認知機能の話が全く出てこなかったので、心に聞いてみましょう。

「心よ、タイトルと“眠るのがこわい!”という話はどう繋がっているの?」と聞いてみると、心は「そうですね、それはあなたが“知能のコンプレックス”を持っていることに繋がっているのかもしれませんね」と言ってきます。

 

「心よ、どう繋がっているのですか?」と聞いてみると、心は「それはあなたが“自分は頭が悪い”と思っていることは、もしかしたら生活習慣などでなおるかもしれないということですね」

 

「心よ、それは甘いものを食べたりして退行しているのと同じですか?」と聞いてみると、「そうですね、甘いものと睡眠は密接に関係しているかもしれませんね。だけど今回の問題は、あなたが“眠るのがこわい”と思った時に何が起きているのか?それはあなたが本当に認知機能を下げてまわりと合わせたいから眠れないのか、単純にトラウマで眠れないのか、どちらがあるのですか?」と私に問いかけてきます。

 

私はこの問題に、しばらく悩むことになりそうです。