一度死んだ赤ちゃん
私は生まれた時に一度死にました。
なぜ、こんなことを急に言い出したかと言うと、帰りの電車に揺られながらFAP上級の練習について考えていると、突然思い出しました。
昨日のブログに書いたように、私は母親から「縛られている」「箱に入れられている」「重しをつけられて動けなくされている」支配が最もよく言われるもので、あと先日の練習の時に「窒息」というワードも出てきました。
それを「何でなんだろうなあ」とぼんやり考えていると、「あ、そういえば私は生まれた時に首に臍の緒が巻きついて1回死んだんだった」と思い出したのです。
いや、私が覚えているのではなく、母がそう言っていたのですが、私は何度か実家の納戸にしまってある臍の緒をこっそり眺めていた記憶があります。
私は逆子で、生まれてくる時にそれが首に巻きついて死んだんですよね。
あーだから何だかいつも息苦しいし、死の恐怖に取りつかれているのかあ、とも気づいたし、母親が過剰に過保護なのもそれが原因なのかもしれないと思ったのです。
私には、大きなトラウマがないと思っています。
本当に目立ったトラウマがなくて、「何で普通に生きられないんだろう?」というのが自分でも疑問。
トラウマが死の恐怖だとすれば、生まれてきたその瞬間に1回死んだ私は、これ以上ない恐怖を持って生まれたわけです。
1回死んだおかげで人生がハードモードなのだとしたら?
だからいつも死にとりつかれていて、戦争の話を読み漁ったり、自殺について調べたり…生きるのが困難だったのもしれない。
だけど、ふと私は思いました。
「1回本物の死を経験してるんだから、2回目死ぬのは楽じゃないか」と。
初めての経験じゃないんですよ。
死というのは、失恋と同じように何度経験しても慣れないかもしれない。
だけど、私は今まで意味も分からず「死ぬのがこわい!」と思いながら、死に憧れていた。
なぜ、そんなに死に魅了されるのか分からなかったけど、もし何度も繰り返すことがトラウマで恐怖であるとしたら。
それが偽りの快感で「死ぬことが気持ちいい!」だとしたら。
これ以上、究極の快感はないのではなかろうか。
まあ、変態ですね。
そう、死に魅せられてしまって、死の快感と恐怖を知ってしまったから、ジェットコースターから降りられなかったのかもしれない。
そして、この「死の快感」にたどり着く前にもう一つ思い出したことがある。
これも昨日のブログに書いていましたが、私が母親に入れられている支配は「孤独」です。
これもまあ本当によく言われるのですが…大嶋先生にとある質問をした時も、「孤独」に関する遺伝子コードをオススメされました。
大筋は昨日のブログでなんとなく理解しました。
だけど今日、さらなる気づきに至ることになりました。
今日は、さまざまな怖い人や不快な人、意地悪な人や裏表のある人…を思い出し、とても精神的に不安定になっていました。
彼氏はきっと相談しても一般論で返してくるし、誰かに話を聞いてほしいけれど、誰に話してもなんだか裏切られそうな気がする。
そして、とても苦しくなって動けなくなっていました。
やるべき仕事が出来なくて、頭にモヤがかかったようにぼんやりしたままで。
「どうして私の話が通じないんだろう…」と絶望していたのです。
そんな時に、「いじめ」のことを思い出しました。
私自身は自分がいじめられたとは一切思ってないのですが、「孤立させられる」ことは何度か経験していると思っています。
書くと長くなるので、また別の機会にしたためようかと思うのですが、そう、母親の支配とは「私を周囲から孤立させて閉じ込める」なのではないかと気づいたのです。
私はどこに行ってもわりと「一人」だったのです。
それは、人と親しくなれないトラウマがあるし、人が苦手な気持ちもあるから。
だけど、いつもなんか浮いちゃう。話が合わない。
それは多分「母親の愛」で、私を孤立させられているから。
私が孤立するように仕向けられているというか、そういうふうに育てられたというか…。
「母親しか助けてくれない」と今でも思っていて、だから人にきちんと説明しなかったり、分かってもらう努力もしなかった。
ただ「言わなくても分かる母親」をどこかで神化してしまっていて、「言わないと分からないみんな」を軽蔑する神になっていたのかもしれない。
(このブログは全て私の心が言っている言葉なので、私自身が意識でそう考えたことがなく、自分でビックリしています(笑))
先日からブログに書いている「悪意ある人」なのですが、私は本当に苦手で、まず心に「あの人の属性は?」と聞いたら、普通に「支配者です」と返ってきた。
えらい分かりやすい支配者やなあと思いながら(だいたい支配者って良い人や尊敬している人が多いので)、あれ?でもこの前のブログで虚無って言ってなかった?笑
まあ、良いです(笑)
それで、「心よ、支配の内容を教えて」と聞いてみます。
すると、「ピカピカ銀色に光るとぐろを巻いた蛇の置物」がイメージとして出てきます。
なんじゃこりゃあと思って、さらにイメージを掘り下げていきます。
どうやら私の母校の小学校の正面玄関に飾られているようなイメージです。
来客用の正面玄関にドーンと置かれた銀の蛇の置物は、どこか冷たい感触がして、そしてなんとなく近寄りがたい怖さみたいなものを感じます。
支配の内容は「荘厳」とか「威厳」とか「立派さ」など、堂々とした権力を持った目上の人、みたいな感じです。
ショートカットして「心よ、支配の内容の言葉は何?」と聞くと、心は「怖気づかせる」と出てきます。「怯えさせる」とかも言っています。
あーなるほど。ビビらせられてるのですね。
「自分はすごいんだぞ!」とアピールされているのかもしれません。
そして、その蛇を触った時に感じる冷たさと硬さに私は恐怖を感じて、「自分と蛇は違う世界のもの」と思うのです。
それは蛇が「私とあなたは次元が違うのよ」というオーラを発しているような感じなのです。
そうか、スクリプトにすると抵抗がなくなるのか、また新たな発見です。
今回、インサイトのカウンセリングでもたどり着かなかった生まれた時のトラウマにたどり着けたことを感謝します。
練習でFAP上級の治療を私にしてくださったお二方には、なんと申し上げていいのやら…!