無意識と私と羊雲に乗って

催眠療法と無意識さんに魅せられた人。

心の傷と向き合う覚悟

心の傷というのは本当に覚えていなくて、たとえば私の最大の心の傷は恐らく小学校1年生の時に担任教師に吊るしあげられていたことです。

 

その吊るし上げられ方というのは、みんなの前で馬鹿にされ罵られていたと母親に聞いていますが、当の本人の私はその先生のことを「とても優しくて良い先生」と記憶していたのです。

何とも恐ろしいことです。

 

ちなみにちゃんとカウンセリングで「本当に相当吊るし上げられていたんだと思います」と担当カウンセラーさんが仰ったぐらい、強烈な指の反応だったらしいです。

 

その次の最大級のトラウマは、あれは確か、私が色の学校に通っている時の問題で出ていたトラウマでした。

どういう繋がりでそのイメージが出てきたのかは全く覚えていませんが、担当カウンセラーさんと心に聞くを続けている内に、唐突に「母親が、父親がストーカーしていた相手の家に謝りに行った時に、その相手の家族に囲まれて四方からなじられている」イメージというか記憶が湧き出てきたのです。

 

これは私が実際体験したことではなく、この出来事が起こった数年後に母親から聞いた話です。

だから完全に私のイメージなのですが、それが私の最大級のトラウマに値したわけです。

 

私はよく、FAP上級をやってもらう時の支配者の特定の時点で「母親と癒着している」「母親と一体化している」と言われます。

自分でも、大嶋先生を知る前から「私はマザコン」と友達に言っていたり、母親に「私はあなたと似てるんだから!」とキレたことが何回もあります。

(母親がヒステリックにキレてくるので、私も母親にキレ返すという壮絶な親子喧嘩をしている最中によく言っていました)

 

それで、今回はFAP上級の練習を2件していただいたのですが、今回はその1件目のお話です。

 

この前日に起きたことなのですが、翌日に支配を切る練習をするから起きた問題なのか、ただ単に私にストレスが溜まっていたからそうなったのか、真相は無意識さんにしか分かりませんが、彼氏と大ゲンカしました。

それも、別れるか別れないかまでの大ゲンカに発展して、この練習の前までドン底な気分でした。

 

LINEをしても、一見仲直りしたふうに見えて返信はいつもより遅いし冷たいし。

だけど、そもそもの発端が「いちいち過干渉してくる彼氏への苛立ち」だったんです。

 

最初は、すぐ電話してくれる彼氏の態度がうれしかった。

LINEをたくさんくれる彼氏の行動がうれしかった。

仕事が始まって終わるたびに、時間を見計らってLINEしてくれる彼氏がうれしかった。

 

だけど、自分の予定がたくさん詰まってきて余裕がなくなった時に、いつしか彼氏の電話やLINEや気遣いのことを「私の時間を奪うもの」と思って「うぜー!」という感覚になっていました。

それで、今回の大ゲンカが起こったわけなんです。

 

簡単にいうと、悩みは「私は彼氏にものすごくイライラしてしまうけど、出来るならば彼氏に優しくなって、末永く幸せに過ごしたい。このイライラを解消したい」でした。

 

そうしたら、治療者役の方の出した支配者は「母親」で、縛り上げられてジタバタしている私がイメージで出てきたらしいのです。

 

これ、本当によく言われます。

縛られていたり動けなくするために重りをつけられていたり、あと箱に入っていることも多いです。

(箱入り娘なんでしょうね)

 

それで、これはその時思い出したのではなく、たった今思い出したことなのですが、インサイトで初めて治療をお願いした時も支配者が母親で、入れられている偽りの快感が「孤独」だったのです。

今回の主軸コードも「孤独」を示唆するウイルスで、後に「あ、私は母親に孤独になるように仕向けれらているのか。母親以外の人と関わると孤独になるように」と気づいたのです。

 

そう、実はこの時、彼氏にイライラしているだけではなく、全ての人に対して「私の邪魔をするもの」「私の時間を奪うもの」と思っていたんですね。

(なんて失礼な人や!)

 

だけどそれって、今回治療してもらったらなくなっちゃって、「人が邪魔」と思わなくなると、人とちゃんと一体感を感じて「楽しい時間を共有」できるようになったんです。

この治療の後すぐに、あれだけ返すのが億劫になっていた彼氏のLINEの返信に、とても幸せそうに可愛く、そして冗談交じりに返している自分に驚きました。

そして、彼氏がしてくる質問に素直に説明できるようにもなっていました。

 

今まで「最近どう?」とか「それはどんなもの?」と彼氏に聞かれた時、めちゃくちゃイラ!として「はあ?」みたいな態度を取っていたのですが、(彼氏からしたらものすごく理不尽ですよね)楽しく分かりやすく「これは〇〇ということやで~」と伝えると、彼氏も一緒に関心してくれたり理解をしてくれたり、より一体感を感じて呼吸が合っていく感覚を得られました。

 

あー、これだったんだなあ、と母親の支配を感じます。

相手が優しくしてくれているのに「はあ?」という態度を取ると、そりゃあ相手と関係性を上手に構築できなくて破壊していくことになるじゃない。

そして、破壊した暁には、私はひとりぼっちになって孤独を感じて、母親の元に戻るしかない。

実際に母親は「あんたは嫌だろうけど、いつでも帰ってきいや」と言っている。

 

『彼氏の優しさ』については、また後日書くとして。

 

そうそう、今回の治療者役の方は、私の「与え合う」イベントの話を聞いてとても印象に残っていたんだとか。

私はその方の「自分の中のモンスター性を認める」という言葉がセッションの前日からのテーマだったので、また別のところで「繋がっているな~」と思っていました。

 

で、その方は彼氏の属性も聞いてくださったんだけど、「彼氏は虚無か光の人かと思ってたけど」という言葉に、すごく私の彼氏へのリスペクトを感じて、その方の彼氏を褒める(多分褒めてくださっていたと思います(笑))言葉を聞いてから、私も「彼氏は尊敬すべきすごい人」という感覚で彼氏を見ることが出来ています。

「光の人のように感じる彼氏」という他人視点での彼氏の美しさに触れた時、私は自分の「母親視点」を捨てられて、そして再び「彼」という一人の人間を尊敬する態度を取れるようになったのです。

 

こうして、私は母親の支配から脱して、再び「自分の人間関係」を構築できるようになったのです。

 

【次回予告】

・「優しい彼氏」の話

・元カレの彼女

・「実家に帰りたくない」

のどれかから一つを選んで投稿したいと思います。